切迫早産|看護師が教える入院中の1日のスケジュールまとめ

妊婦血圧測定

切迫早産で入院するとどんなふうに病院で過ごすの?と不安な方も多いと思います。切迫早産の入院は長期になることが多いですし、入院中の生活がイメージできていれば準備や心構えもできますよね?私は普段看護師として働く中で、切迫早産の方のも沢山いましたし、実際私も切迫早産で2か月半入院しました。病院や症状によっても多少の違いはありますが、大まかな入院生活の1日の流れは同じだと思いますので、ぜひ不安を抱える妊婦さんに「入院中の1日のスケジュール」を参考にしてもらえたらと思います。

Ⅰ.入院中の1日のスケジュール

入院中の1日のスケジュールは病院によってや病状によっても多少違うでしょう。
私が看護師として普段患者さんがどのように1日を過ごしていたかという視点と、私が実際に入院中にしていたことも含めて、1日のスケジュールを解説していきます。

6:00 起床

この時間に絶対起きないといけないわけではありませんが、お部屋の電気が勝手につきますし、同室者の方が起きだすので物音で起きてしまう場合もあります。

まず起きたら、トイレへ。週に1回は尿検査があります。

その後、病室にある体重計で体重測定。妊婦さんは体重増加が気になりますよね?
体重測定も絶対計らないといけないわけではありませんが、体重管理は必要ですので測ることをおすすめします。
※病状によっては食事制限などが必要で体重測定をしないといけない方もいますので助産師さんに確認しましょう。病院によっては病室に体重計がない病院もあります。

6:30 洗面

洗顔、歯磨きなど洗面を行います。

歩くのが制限されている場合は、助産師さんか看護助手の方が顔拭き用のホットタオルを持って来てくれますし、歯磨きもベッド上でできるようにセッティングしてくれます。

7:00 夜勤担当の助産師さんが訪室

だいたい起床時から7時くらいまでの間に助産師さんが昨夜の状態を確認しにきます。助産師さんもたくさんの患者さんを受け持っているため順番にまわって来てくれるので、時間はだいたいの目安にしてください。

  • よく眠れたか?
  • お腹が張ったり出血はないか?
  • 点滴の進み具合や刺入部に異常はないか?

などの確認を行います。必要な方は検温や赤ちゃんの状態をチェックします。

7:30 朝食

お部屋に食事を運んできてくれます。
食べ終わった後も、食器を下げに来てくれます。

8:30 医師による回診(ない場合もある)

毎日回診がある病院もあれば、週に1度と決まっていて毎日しない病院もあります。
私が働いている病院では毎日回診がありますが、私が入院していた病院では、偉い先生が多くの医師をひきつれて回診するのが(ドラマ白い巨塔のようなイメージ)週に1度ありました。主治医が病室に来るのは、入院したはじめの1週間くらいで、その後症状が落ち着いてからは毎日は来られませんでした。

病状によっても回診頻度は異なると思いますし、回診時間は医師の時間が空いている時に行っているため、何時と断言することはできません。

9:00 日勤担当の助産師さんが訪室

助産師さんが病室にきて、

  • 体温測定 血圧測定
  • お腹を触って、張りの具合や胎動の有無を確認
  • 足のむくみがないかを確認
  • 点滴の刺入部を確認。点滴を新しいものに交換
    ※点滴は1日1回新しいものに交換します。(針のことではなく、薬剤が入っている袋の交換です)
    点滴の針(正確には針ではなく細いストローのようなものが血管内に入っています)の抜き差しは、ずっと同じ針だと感染の問題から基本は72時間毎に入れ替えをするのですが、切迫早産の場合は24時間何か月も点滴をした状態になるため、点滴をいれる場所がなくなってきます。そのため、医師の了承が得られれば1週間に1度の差し替えでOKという場合もあります)
  • 週に2回 モニター(CTG:胎児心拍陣痛図)を実施(場合にもよるが、約20~40分程度かかる)
    ※CTG:胎児心拍陣痛図とは
    胎児心拍数と子宮収縮(陣痛)圧を経時的に記録したもので、妊婦さんなら誰でもしたことがあると思います。恐らく、入院時には必ず1回はしている検査になるでしょう。お腹に丸いパッドみたいなのを貼られて、赤ちゃんの心拍がドクドクと聞こえる機械を付けたことがありますよね?この機械で、お母さんの子宮が収縮したときに赤ちゃんの心拍がどうなるのかを見ています。

異常がなければ、体を拭くタオルと着替えのパジャマをもってきてくれます。
(シャワーの許可がでれば、9時~17時までの間の好きな時間にシャワーに入れます。)

掃除のおばちゃんが病室の掃除をしに来てくれます。

9:30 全身をタオルで拭いて着替え

検温後、助産師さんがあったかい蒸しタオルを持って来てくれるので、全身を拭き、その後着替えをします。

10:00~12:00 自由時間

特に何も予定はありません。一度助産師さんが、点滴がしっかり進んでいるかの確認に来ますが、それ以外は面会者と話すなり、テレビを見るなり、何もすることがない暇な時間です。

入院中はこの空き時間が本当に辛く過酷です。暇つぶしに何をしようか頭を悩ませる毎日でした。

何をしたらいいのか困った方は、私が入院中に行っていたことをまとめてありますので、ぜひ参考にしてみて下さい!少しでも、暇つぶしのお役に立てればと思います。

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12:00 昼食

ベッドまで食事を運んできてくれます。

あまりの暇さに、この昼食時間を待ち遠しく感じてしまいます!おそらくみなさんも食事の時間がとても楽しみになると思います。

中には食べられない苦手なメニューの日もありますので、ご飯のお供を持っておくことをオススメします!

私は、梅干しや海苔、ふりかけ、しぐれ煮など色んな種類のごはんのお供を持参していました。嫌いなメニューでご飯とお味噌汁しか食べられない!という時にご飯のお供が大活躍していました!
※食事制限がある方は医師に必ず食べても良いかの確認してください!

12:30~18:00 自由時間

昼食後から18時の夕食まで、ちょこちょこ助産師さんや医師が病室に来ることはありますが、それ以外は特にすることはありません。
ベッドの上で安静にしておくだけです!

14:00と16:00頃 助産師さんが訪室

訪室時間は病院で異なりますが、助産師さんが点滴の確認やお腹の状態の確認にきます。特に何もない場合は、


〇〇さん、お腹の張りはどうですかー?変わりありませんか?胎動は感じますか?


特に朝と変わりないです。胎動も感じます。

で、終了です。1分もかからない会話で終了。
これは、あくまでも病状が落ち着いている時のことですので、いつも感じる胎動を感じない、お腹の張りがひどくなっているなど何かおかしいと感じた時はしっかり対応してくれますので、安心してください!

16:30頃 主治医が回診

毎日ではないですが、だいたいこの時間にお腹の症状が変わらないかを聞きに来られていました。また、1週間に一度、エコー検査がありました。
※歩行制限がある時はエコー室まで車椅子で移動します。

私の勤め先では毎日朝と夕方の2回必ず回診があります。入院していた病院では週に1度の回診と、後は主治医が時間のあるときに訪室しにくるというパターンでした。
病院によってや、病状によって、医師が回診にくる回数や時間帯は異なると思っておいて下さい!

18:00 夕食

ベッドまで食事を運んできてくれます。

18:30~ 消灯まで自由時間、洗面

ご飯が終わればまた暇な時間がやってきます。
消灯までの時間に歯磨きや、顔を洗うなど夜の洗面も済ませておきましょう。

19:00 夜勤の担当助産師さん訪室

夜勤の担当助産師に交代します。挨拶と、お腹の状態、点滴の確認をしにきます。

21:00 消灯

助産師さんがまた点滴とお腹の状態の確認にきます。確認後とくに異常がなければ消灯です。

消灯時間は病院によっては10時のところもあります。

消灯後

普段21時に寝ることなんてないので、消灯しても寝れません。そのため、電気は消えていますが、23時くらいまではテレビを見たり、スマホを見たりしていました。

消灯後は2~3時間ごとに助産師さんが見回りにきます。起こさないように静かに回ってきてくれます。

妊婦はお腹が大きくなると膀胱が圧迫され、頻尿になるため、夜間も結構トイレへいきたくなります。私はトイレのみ歩行しても良かったので、トイレは自分で行ってましたが、車椅子で行かないといけない方は遠慮せずにナースコールを押して夜間もトイレへ連れて行ってもらいましょう。夜間は遠慮してしまうかもしれませんが、トイレを我慢するとお腹が張る原因にもなりますので、我慢はしないようにしましょうね!

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Ⅱ.{私の体験談}1日がこんなにも長いなんて!

切迫早産の入院生活はとにかく過酷でした。なにが辛いかというと、1番はやっぱり安静にしないといけないためベッドの上でしか生活ができず、することがなくて暇なのと、ストレスが溜まることでした。

最近の病院はカフェやコンビニが入っていたり、食堂があったりするため、歩くことができればそれなりに暇もつぶせたり、気分転換もできたのでしょうが、ずっとベッドから動けない生活は本当に苦痛そのものです!

はじめのうちは、辛い入院生活に耐えることができなくてストレスで爆発しそうになってしまっていましたが、私なりに上手く入院生活を楽しめるよう工夫して、暇なりにもストレスを発散したり、暇つぶしを見つけたりすることで、2か月半の長い入院生活を乗り切ることができました。

みなさんも、安静が強いられる入院生活は本当に辛いと思いますが、自分なりに楽しく過ごすことができるよう、何か楽しめることを見つけてみて下さい!私が実際におこなっていた暇つぶしやストレス発散方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

Ⅲ.最後に

切迫早産の入院中はとても辛く過酷な日々でしたが、今思い返すと、赤ちゃんとじっくり向き合うことができた貴重な時間だったなと思います。仕事に追われながら、家事もしながら忙しく過ごしていた日々から考えると、入院中は毎日赤ちゃんのことだけを考えてゆっくり過ごせた時間だったのかなと。

これは、私が看護師として働いていた時に切迫早産で入院されていた妊婦さん達がよく言っていたことなのですが、「すごくつらい入院生活だったけど、赤ちゃんを生んでこの子の顔を見たら、辛かったことなんて一瞬で忘れた」と。

私もまさに、その通りでした。生まれてきた赤ちゃんの手を握って、寝顔をみて、それだけで幸せいっぱいの気持ちになって、入院生活が辛かったことなんてどこかへ吹っ飛んでいきました。

みなさんも、入院中はまだそういうふうに思えないかもしれませんが、生まれてくる赤ちゃんに会える日を楽しみに、ぜひ今を乗り越えていただきたいと思います。

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